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  【知覚系】 騒音の不快感軽減

アクティブノイズコントロールのように騒音を制御音で打ち消すのではなく,不快な騒音を制御音にて覆い被す聴覚マスキング技術が注目されています.騒音問題に対して,アクティブノイズコントロールにより騒音を消音(ゼロ)にする考え方と,聴覚マスキングにより騒音をマスクすることで騒音の不快感を軽減する考え方の両方を用いて,音環境に最適な騒音対策を模索しています.特に聴覚マスキングの考え方は,絶対的な騒音量を減らすのではなく,聴覚的に気にならないように騒音を変えるという発想が面白いところです.

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  【知覚系】 騒音環境の快音化  【関連動画

聴覚マスキングを積極的に活用することで,騒音環境を快音に変えることもできます.これを「騒音環境の快音化」と呼んでいます.流水音,風音,森林音など自然界の音を積極的に活用することで,耳障りな騒音環境を快音環境に変えられないかと研究しています.これまでの研究成果により,高音が支配的な耳障りな騒音に関してはすでに有効性を確認できました.今後は,より人間が快音に感じることのできる制御信号の生成を目指して,研究を推進する計画です.

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  【知覚系】 スピーチプライバシー

周囲に漏れ伝わる音声の明瞭性を制御音により低下させて,音声に含まれる個人情報を保護する技術が「スピーチプライバシー」です.保護すべき対象音声の特徴を制御音にて覆い隠す聴覚マスキング技術を活用することで,対象音声の明瞭性を低下させる制御信号を生成し,音声に含まれる個人情報を保護しようと試みています.現在,公共機関の窓口などへの適用を目指して研究を推進しています.

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  【知覚系】 バイノーラル録再生

ライブ会場の音源を一般的なマイクロホンで録音し,自宅環境等で再生してもライブ会場の臨場感を再現できません.人間の頭部周辺の反響や耳たぶ等の回折を考慮せずに録音すると,人間の聴いている音源とは異なることが要因と考えられています.そこで,人間の頭部を模擬したダミーヘッドを用いてライブ会場の音源を録音し,その音源をヘッドフォンで再生(バイノーラル録再生)すれば,ライブ会場と同じ音源を楽しむことが可能となります.特に方向感・臨場感の強化や体験者の個人差の解消などを研究テーマに聴覚的な高臨場音源の録再生について研究を推進しています.

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更新日 平成 29年 5月 8日
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