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   【ピンスポットオーディオ】 オーディオスポット

ある領域のみに音を伝えるような音のスポットライト技術をオーディオスポットと呼んでいます.特に鋭い放射特性を持つ超音波スピーカ(学術的にはパラメトリックスピーカ)を用いることで,直線的な音のスポットライトを実現することができます.現在,放射面の形状や放射信号を工夫することで,スピーカ近傍でのみ音を再生する技術や,スポット範囲を広げたり狭めたりする技術について研究を行っています.この技術は博物館や駅のホームなど,複数の人々にそれぞれ独立した情報を提示する際に有効利用が期待できます.

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   【ピンスポットオーディオ】 音像ホログラム

空間のある1点から音が聞こえているかのように知覚させる技術が音像ホログラムです.映像のホログラムの音バージョンと考えていただくとわかりやすいかもしれません.技術としては極小領域オーディオスポットと同じく複数の超音波を用いて音像を構築しますが,多数の体験者が音像を知覚するためには放射範囲の制御が必要不可欠となります.そこで最近はフレキシブルオーディオスポット技術も活用することで,複数の体験者が複数の音像を知覚可能な空間を目指して研究を推進しています.

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   【ピンスポットオーディオ】 空間シェアリング 【関連動画

オーディオスポットの放射面を自動制御することで,音の放射範囲を可変にする技術がフレキシブルオーディオスポットです.従来のスピーカは音量を変えることはできましたが,音の届く範囲を変えることは不可能でした.このフレキシブルオーディオスポットは,ユーザの人数や位置に応じて音の届く範囲を変えることができるため,空間を音で分割して有効活用することも可能となります.この技術を空間シェアリングと名づけて研究を推進しています.

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   【ピンスポットオーディオ】 ボイスピックアップマイク

空気の振動を検知する気伝導マイクロホンではなく、振動板を皮膚に密着させることでユーザの喉の振動を直接検知可能な皮膚密着型ボイスピックマイクロホンを開発する。喉の振動を直接検知できれば、外界の騒音の影響を受けることもなくかつ小声での検知も可能となるため、検知した小声を機械学習を用いて自身のクリーン音声に復元することで、公共空間でも音声コミュニケーションが可能なマイクロホンデバイスを開発する。

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更新日 令和 4年 10月 18日
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