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  ユニバーサルサウンドスケープ社会
'22-26  RARAアソシエイトフェロー  代表:西浦敬信

  音環境の解析・理解・再現・合成を研究の柱に,これまでの技術的革新研究に加えて,心理音響分野にも研究の幅を広げ社会に役立つ研究に挑戦する. 具体的には,「音ピクトグラムの設計」や「騒音空間の快音化」など社会的諸問題の解決に向けて,音響技術に心理学的知見を取り入れた新たな音のデザイン研究領域にも挑戦する. 我々がこの分野の先駆者となり国際社会を先導可能な学術体系を構築し,ユニバーサルサウンドスケープ社会の実現を目指す.

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  記号創発システム科学創成
'22-'26  R-GIRO: PL: 谷口忠大 研究グループリーダー:西浦敬信

  新たな学術融合研究分野である「記号創発システム科学」を創成することで, 人間を含んだ実世界において他者と相互作用しながら知識を獲得しコミュニケーションする実世界人工知能(サービスロボット)の開発と, AI/DX活用によるカウンセリングや語学教育の高度化によりダイバーシティ社会に貢献する次世代共生社会のデザインを研究目的とする. この研究目的の中で西浦Gでは産総研の添田チームと協働し,音ピクトグラムをはじめとする音響×心理プラットフォームを構築する.

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  音の身体性
'21-'25  科研費基盤研究 (A) 代表:北川智利   分担:西浦敬信

  音の身体性が認知,情動,意思決定,身体運動に及ぼす影響を体系的に明らかにする.身体に関わりの高い音は,注意を引きやすく認知処理に影響を与える可能性が高い. 西浦Gは研究目的の中で,超指向性スピーカを活用し,騒音環境における音の認知メカニズムさらには注意をひきやすく認知処理に影響を与える音作りを担当する.

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  音響テレイグジスタンス技術の基盤開発
'21-'25  科研費基盤研究 (B) 代表:中山雅人  分担:西浦敬信

  任意の空間座標に仮想音源を構築する音響再生システム,遠隔音声に対する光学的な集音システム, 気配の極小音に対する分散集音システムを含む音響テレイグジスタンス技術の基盤開発を展開する.西浦Gではこの研究目的の中で, レーザ光を用いた遠方音の集音技術の高度化を担当し,離れた空間にある音源をピンスポット集音し, それを現実空間に仮想音源としてリアルタイムで相互に重ね合わせる世界初の音響テレイグジスタンスの構築に貢献する.

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  古文書解読音声認識テキストのアーカイブ
'21-'23  科研費挑戦的研究 (萌芽)  代表:赤間亮   分担:西浦敬信

  「くずし字」で記録された古文書のデジタル画像から自動翻訳する研究を推進する. この研究目的の中で西浦Gでは熟練者の参画によって得られる読上げ音声のテキスト化を担当する. 特に古文書読み上げ音声に基づき音響モデルを構築もしくは適応させることで円滑な読み上げ音声のテキスト化を実現する. 専門家集団である熟練者の翻刻プロジェクトを結びつけ,熟練者による古文書テキストアーカイブに尽力する.

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  音響エコー低減および雑音抑圧のためのマルチタスク適応フィルタの研究
'21-'25 文部科学省科学研究費基金助成金 (若手研究) 代表:岩居健太

  近年需要が増加している拡声通話システムによるオンライン会議において,音響エコーや環境雑音による通話品質の劣化が問題となる. これらの要因への対処として,音響エコーキャンセラ (AEC),ノイズサプレッサ (NS) がそれぞれ研究されており,実用化に至っている. しかし,これらのシステムは個別に検討されており,独立したシステムとして実装される. そのため,演算量の増加が問題となる.また,AECとNSを別々に実装することで,互いのシステムに影響を与える可能性がある. さらに,AECにおいては,スピーカの非線形性により音響エコー抑圧性能が低下する可能性があり,この残留音響エコーによりNSの雑音抑圧性能が低下する恐れがある. そこで,本研究では,音響エコー,環境雑音の両方を低減するためのマルチタスク適応フィルタを検討し,AECとNSの両機能を有する効率的なシステムの実現を目指す.

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  次世代スポットエリア再生・収音
'19-'22  科研費基盤研究(B) 代表:西浦敬信

  音の放射範囲および到達距離を制御可能なピンスポット再生スピーカシステム、および騒音環境下でも的確に目的音のみを集音可能なピンスポット集音マイクロホンシステムを含む次世代ピンスポットオーディオシステムの総合開発を展開する.特に超音波スピーカを活用した世界初の音のピンスポット再生の実現に加えて、遠方音を集音可能な光レーザマイクロホンを用いて人の喉の振動を遠方から読み取ることで,周辺騒音に頑健なピンスポット集音にも挑戦し,次世代ピンスポットオーディオシステムの総合開発を試みる.

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更新日 令和 4年 4月 1日
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