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  ドーム型音像プラネタリウム
'12-'16  科研費基盤研究(S) 代表:田村秀行(立命大教授) 分担:西浦敬信

 本研究では,世界に先駆けて提案した「音像プラネタリウム方式」をさらに発展させ,「ドーム型音像プラネタリウム方式」を用いて臨場感溢れる3D音場生成に挑戦する.この方式は多数のスピーカを球状の筐体に配置し,そこから発生する音信号を部屋の壁面に反射させて,任意位置での音像定位を実現する方式であるが,2次反射以降の反射音の影響で所望の音像位置にも虚音像が生成するという問題があった.そこで本方式の有効性を最大限発揮できる半球ドームを構築し,2次反射音を積極的に床面に集め吸音することで、高次反射の影響の少ない音像プラネタリウムを実現する.本方式の採用により,利用者は全員がヘッドホンを装着することなく,自由な位置で聴覚的MRを体験することができる.

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  多世代交流型運動空間による健康増進研究拠点
'13-'16  R-GIRO 拠点リーダー:伊坂忠夫(立命大教授)、グループリーダー:西浦敬信

 大人から子供まで多世代が「そこにいるだけで動きたくなる空間のモデル構築とその実装メカニズムの解明や技術開発」を目標に,社会科学,経営学,工学,情報学,スポーツ科学,デザイン科学,心理学など多岐にわたる学問分野を横断することで運動空間創成科学という新しい学際領域の確立を目指す.本プロジェクトでは「持続性ある健康な社会の実現」に貢献する4つの研究拠点を形成し,西浦研ではグループ1(技術コア)を取りまとめ,特に音響技術を用いて動きたくなる空間の構築や新しい音響デバイスおよび音響コンテンツの開発など実施する.

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  球形パラメトリックスピーカ
'13-'15  科研費(特別研究員奨励費) 代表:生藤大典

  本研究では,個々人が知覚する異なる3次元音場を独立に制御・構築する世界初の音像再生デバイスの開発に挑戦する.これまでのパラメトリックスピーカは鋭い指向性を実現するものの,超音波素子が平面上に配列されていたため,移動音源の表現や指向性の制御が困難となり,制御できる領域が制限されていた.そこで,超音波素子を球面上に配列した球形パラメトリックスピーカを設計し,各素子を選択的かつ独立に制御することで,それら問題点の解決を狙う.そして,必要な情報または音場を個々に提供することでより多くの人に対して快適な音環境の構築を目指す.

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  立体音響システム
'12-'14  科研費若手研究(B) 代表:中山雅人

  本研究では,スピーカ配置に自由度があり,かつ受聴者の移動を含む様々な動きに追従できる小規模な立体音響再現システムの実現を目指す.そこで,音響情報の提示と受聴者の位置の検出にパラメトリックスピーカ(超音波スピーカ)を利用することを検討する.まず,位相干渉に基づく距離推定(室内のような近距離においても利用可能な音響レーダ技術)を応用することで受聴者の耳元位置をリアルタイムで推定してトラッキングする.次にトラッキングした両耳元位置に対してパラメトリックスピーカを利用した音響ビームの指向性制御によりそれぞれ頭部伝達関数を考慮した音響情報を提示する立体音響システムを提案する.

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  外乱学習型音声認識システム
'12-'14  科研費(特別研究員奨励費) 代表:福森隆寛

  本研究では,音声認識性能を低下させる外乱要因を自動で推定し,外乱に頑健な音声認識システムの構築を試みる.雑音,残響および話者の個人性を自動で推定し,推定内容に基づいて外乱対策を適切に講じることで音声認識システムは常に最大の性能を発揮できる.そして,いつでも,どこでも,誰でも頑健に動作する音声認識システムを搭載した「ユビキタス音声入力インタフェース」を実現することで,万人にとって使い勝手の良い理想的な情報機器操作環境を提供することを目指す.

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  マルチモーダル情報統合型知的音響サーベランスシステム
'14-'15  科研費(特別研究員奨励費) 代表:林田亘平 ('15年度は企業就職のため辞退)

  本研究では,ビデオカメラやマイクロホン,距離センサなどの多様なセンサを用いて,危機状況を自動的に検知して周囲に報知する「マルチモーダル情報統合型知的音響サーベランスシステム」の構築に挑戦する.従来の単一のセンサを用いた危機検知法は,環境毎に異なる外乱の影響により,検知精度が低下する問題がある.そこで本研究では,様々なセンサで取得した信号を相補的に統合することで,どのような環境においても外乱に対して頑健な危機の自動検出法を確立し,誰もが安心・安全に暮らせる社会の実現を目指す.

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  京都工芸文化の研究 
'10-'14  私大戦略的研究基盤形成支援事業 代表:木立雅朗(立命大教授) 分担:西浦敬信

 デジタル技術の長足の進歩に応じて、文化・芸術分野でもデジタル資源の共有化が必須となっており、本研究プロジェクトでは京都の工芸品の音響復元を試みる。特に歴史的に価値の高い工芸品の破片等から音響シミュレータを用いて当時の音色の復元に挑戦する。研究のスタンスとしてまずは空間放射音に対して高性能にシミュレート可能な音場シミュレータを構築した上で、固体内振動音に対する応用を検討する。その後、工芸品の一部破片を基に必要なパラメータを計測し、完全体の工芸品の音響情報の復元に挑戦する。

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  運動を生活カルチャー化する健康イノベーション
'13-'14  COI-T プロジェクトリーダー:石丸園子(東洋紡)、分担:西浦敬信

 健康社会の実現を目指して,大学だけでなく企業や地域と共同で新産業の創出を目指す.この中で西浦研では「空間シェアリングシステムの事業化」を担当し,超音波スピーカやデジタルスピーカを用いて音で空間を顕在化する技術開発および事業化に挑戦する.本プロジェクトでは特に事業化に力を入れており,大学の研究シーズをニーズに合わせて社会還元することが重要となる.2013年11月現在では大学研究者に加えて,6社の民間企業に協力頂き,事業化に向けて日々研究を推進している.また,映像グループや着るだけで動きたくなるようなスマートウェア開発グループとコラボレーションし,さらに社会実装グループとも連携することで,社会ニーズに適した空間シェアリングシステムの構築を目指す.

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  音環境理解
'11-'13  科研費基盤研究(C) 代表:西浦敬信 

 危機的状況を的確に検知して周囲に報知するシステムは,安全安心な社会基盤の構築には必要不可欠である.特に人は危機的状況下では叫ぶ習性があることから,本研究では叫び声や異常音などの危機情報を検知し周囲に報知する危機検知・警報システムの基盤形成を目的とする.叫び声の高精度な検出アルゴリズムに加え、検出した叫び声から危険状況を判断し,周囲に報知する警報音の設計まで包括的に研究を展開する.特に実環境における危機(異常音)情報全体を研究対象として,危機検知・警報システムの基盤形成を試みる.

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  舞踊動作の記録・解析・表現
'10-'13  科研費基盤研究(B) 代表:八村廣三郎(立命大教授)  分担:西浦敬信

 伝統芸能のなど無形文化財などのデジタルアーカイブ化を実現する。特に舞踊・演劇・祭礼等における複数人物による身体動作の記録・解析・表現において、モーションキャプチャで身体動作を計測するだけでなく、その際に生じる音響信号もあわせて多点計測技術を用いて高品質に収録することで、映像だけでなく音響信号に関してもデジタルアーカイブ化を試みる。特に同期した映像と音響の高精度なアーカイブ化が最終目標となる。

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  視聴覚融合型知的音響サーベランスシステム
'12-'14  SCAT研究奨励金 代表:林田亘平 ('14年度は学振研究員採用のため辞退)

 本研究では,ビデオカメラで取得した視覚情報とマイクロホンで取得した聴覚情報を併用することで,危機状況を的確に検知して周囲に報知する「視聴覚融合型知的音響サーベランスシステム」の構築を目指す.従来のビデオカメラのみを用いた危機状況検知には,画角や物体の重畳による死角が存在する問題がある.そこで,危機状況において発生する物が倒れる音や叫び声などに着目して,これらの聴覚情報を視覚情報とともに用いることで高精度な危機状況の自動検知を実現し,安全安心な社会基盤の構築を目指す.

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  京都アート・エンタテインメントの時空散歩 
'09-'12   文部科学省デジタル・ミュージアム 代表:田中弘美(立命大教授) 分担:西浦敬信

 本研究プロジェクトにおいて西浦研究室では「高忠実度音場記録による祇園祭お囃子の再現」を担当しており、祇園祭における山鉾巡行のCGにあわせて臨場感あふれる音響信号の構築を担当する。実際に船鉾の鉦(かね)や太鼓の音だけでなく、鉾の車輪のきしみや、沿道に詰めかけた観客のざわめきを忠実に再現することで高精度なデジタルアーカイブ化を目指す。昨年度WEBを用いて簡単に祇園祭の臨場感を体験できるバイノーラルシステムを構築した。今後サラウンド技術を用いてさらなる高臨場音場の構築を目指す。

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  音像プラネタリウム
'09-'12  科研費基盤研究(A) 代表:田村秀行(立命大教授) 分担:西浦敬信

 本研究では,全く新しい独自の「音像プラネタリウム方式」による3D音場生成を試みる.この方式は多数のスピーカを球状の筐体に配置し,そこから発生する音信号を部屋の壁面に反射させて,任意位置での音像定位を実現する方式である.本方式の採用により,利用者は全員がヘッドホンを装着することなく,自由な位置で聴覚的MRを体験することができる.本研究では,世界で初めて本方式を実現し,それを高臨場感MRシステムの基幹技術として用いることを目指す.

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  聴覚バリアフリー
'11  科研費若手研究(B) 代表:森勢将雅

 聴力を自然に補う補聴器の実現を目的として,音声を明瞭化するための研究を行っている.本技術は,若年者の発話を高齢者を対象に明瞭化する技術だけではなく,高齢者の発話を若返らせる音声復元技術から構成される.従来の補聴器では,音量の増大が主な方法であった.一方本研究では,高齢者に対して聞き取りが容易な音色を生成することで,音量を上げずに音声聴取能力を改善する技術が目標となる.

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  音場トランスクリプション
'08-'10  科研費若手研究(B) 代表:西浦敬信

 音環境におけるあらゆる音イベントを文字として記録するだけでなく,発生位置や時刻情報なども合わせて構造化(これを音場トランスクリプションと呼ぶ)することで,音環境のアーカイブ化を試みる.サラウンドマイクロホンアレーにより高精度に音イベントを収録・検出することで,高精度な音場トランスクリプションシステムの構築を目指す.この技術が確立できれば,環境内の音イベントを構造的に把握することができるため,音響セキュリティーシステムや防犯システムなど「安全・安心」を支える基礎技術として期待できる.

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  高品質音声分析変換合成法:TANDEM-STRAIGHT
'09-'10  科研費基盤研究(A) 代表:河原英紀(和歌山大教授) 分担:森勢将雅

 本研究は,衰えた聴力や声を取り戻すだけではなく,それらをより優れたものとするための支援技術の基盤確立を目的としている.立命館大学では,この研究を進めるために最も重要な技術となる音声分析変換合成法TANDEM-STRAIGHTの改良と評価を担当している.TANDEM-STRAIGHTは,元音声に匹敵する自然な音声を合成できる方式として提案された.現在も国内外の様々な研究機関が,音声モーフィングや声質変換用のツールとして利用している.

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  歌唱デザインインタフェース
'09-'10  CREST 代表:片寄晴弘(関学大教授) 分担:森勢将雅,西浦敬信

 CrestMuseプロジェクトでは,メディアアートやデザインの成立前提である共通了解性,および,音楽に代表される時系列メディアの認知特性に着目し,既存事例中のデザインの転写によってコンテンツ制作を支援する方式の開発を行っている.立命館大学では,歌唱加工を快適に行うために必要となる技術の提案と,使いやすいインタフェース設計に関する検討を行っている.本技術により,「○○風の歌い方」「声質をワイルドに」といった,人間のイメージに基づいて歌唱を加工できるようになる.

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  サラウンドスピーカアレー
'09  JSTシーズ発掘試験 代表:西浦敬信

 次世代デジタルメディア時代に向けた新しい音響再生方式として、従来のヘッドホンシステムと5.1chサラウンドシステムの長所を融合した近接設置型サラウンドスピーカアレーシステムの実用化を目指す。このシステムはユーザの耳元に複数のスピーカを近接設置して高臨場音空間を構築するため、ヘッドホンシステムのような圧迫感を感じることなく、かつ5.1chサラウンドシステムのようなユーザの受聴位置に依存することもない。さらに頭部周辺に対して独立した音空間を構築できるため、隣り合う座席ごとに異なった音空間を構築できる。今後は映画館や自動車の座席としての利用を模索する計画である。

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  歌唱支援システム
'09  IPA未踏IT人材発掘・育成事業2009年度上期未踏ユース 代表:中野皓太(B4)

 カラオケにおいて、使用者の歌い方を補正する技術、およびリアルタイムで動作するシステムの開発を行う。提案する技術は、Vocoderを基盤とした音声分析手法を用いて任意の人物の歌唱を分析し、その歌唱法を使用者の歌唱にリアルタイムで転写し合成することで、使用者の歌唱力補正を実現する。実装されたシステムを用いることで、使用者は誰でもプロ並の歌唱法で歌えることが期待される。本プロジェクトを担当した中野皓太くん(当時西浦研B4)は立命館大学情報理工学部2009年度父母教育後援会優秀賞を受賞し、学位授与式にて表彰された。

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  CENSREC 雑音下音声認識評価環境
'07-'09  科研費基盤研究(B) 代表:武田一哉(名大教授) 分担:西浦敬信

 「情報処理学会・音声言語情報処理研究会」のもとで「雑音下音声認識評価ワーキンググループ」として雑音下の音声認識を評価するために大規模なデータベースを収集し、それを利用した共通評価基盤の構築と配布を行っている。立命館大学では残響下音声認識評価環境"CENSREC-4"および雑音下発話区間検出評価環境"CENSREC-1-C"においてデータの収集を中心に重点的に活動した。本プロジェクトを担当した福森隆寛くん(当時西浦研B4)は立命館大学情報理工学部2009年度父母教育後援会教育賞を受賞し、学位授与式にて表彰された。

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  音声モーフィング
'08-'09  科研費若手研究(スタートアップ) 代表:森勢将雅

 音声を「高さ」と「声質」に分解し,他人の高さ・声質を任意の比率で混ぜ合わせ再合成する声質変換(これを音声モーフィングと呼ぶ)を実用的なツールとして実装するために必要となる枠組みの提案を目指している.従来音声モーフィングを実施するためには,音声の専門知識を有する熟練者が膨大な時間をかけて前処理を行う必要があった.この技術の確立により,これまで手動で行ってきた操作を全て自動化できる.そのため,専門知識を持たないユーザでも,ナレーションの加工といったコンテンツ制作をサポートするツールとして音声モーフィングを利用できるようになることが期待できる.

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  三感融合型複合現実空間の構築
'05-'08 科研費基盤研究(A) 代表:田村秀行(立命大教授) 分担:西浦敬信

 本研究では、「視覚」に「聴覚」と「触覚」を加えた「三感融合型」の複合現実感を検討した。西浦研究室では、このプロジェクトにおいて「聴覚」部門を担当し、実空間と人工空間を融合する音場シミュレータの開発などに貢献した。この音場シミュレータは様々な音環境を計算機において模擬可能なシステムであり、実際には存在しない音空間も生成できることから、今後引き続き研究を行う計画である。また本研究成果に関連して開発を担当した山田樹一郎くん(当時西浦研M2)が日本音響学会第20回ポスター賞を受賞し、西浦敬信准教授が第11回日本バーチャルリアリティ学会論文賞を受賞した。

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  ハンズフリー音声受音のための反射音の有効利用
'05-'07 科研費若手研究(B) 代表:西浦敬信

 従来、反射音・残響は抑圧すべき「雑音」として扱われてきた。しかし低次の反射音は直接音と極めて高い相関がある信号であることから、本研究では、低次の反射音を「雑音」として抑圧するのではなく、「目的音」として有効利用できないかという着想に基づいた新しい反射音有効利用の枠組みの確立に挑戦した。その結果、新しい残響尺度を提案し、ハンズフリー音声受音システムにおける反射音の有効利用の枠組みを提案した。

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   ハンズフリー音声受音用発話区間検出システム
'04-'07 文科省リーディングプロジェクト 代表:鹿野清宏(奈良先端大教授) 分担:西浦敬信

 遠隔発話音声の高品質な受音に向けて、西浦研究室ではハンズフリー音声受音用発話区間検出システムの構築に従事した。この研究では、従来の時間情報に加えて音響空間情報を積極的に利用することで、周囲雑音に頑健な発話区間検出法を提案した。本研究成果はたくさんの学術雑誌論文や国際会議にて発表を行い、開発を担当した傳田遊亀くん(当時西浦研D2)と中山雅人くん(当時西浦研D3)が日米音響学会ジョイントミーティング若手研究者参加費助成プログラム受賞を受賞した。

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  音・映像の相補的統合によるハンズフリー音声受音システム
'02-'04 科研費若手研究(B) 代表:西浦敬信

 空間内の音情報だけでなく映像情報を積極的に利用することにより、環境内の雑音や残響に頑健な発話者同定やハンズフリー音声認識・音声コミュニケーションの研究を行った。特に全方位カメラを用いた映像情報と音響情報を融合することで、複数話者における発話者位置推定システムについて重点的に研究を行った。また本研究成果に関連して開発を担当した傳田遊亀くん(当時西浦研D2)が電気通信普及財団テレコムシステム技術学生賞を受賞した。

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更新日 平成 29年 4月 17日
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